外国人に意外と把握されていない緊急通報番号

日本に数年間住んでいる外国人の方々と接するなかで気が付いたのは、意外と110番や119番が知られていないということです。

近年、さまざまな国籍の外国人の方からの緊急通報に対応するため、多くの言語の通訳にも対応しています。
例えば、警察への110番をした場合、まずは日本人(警察官)につながりますが、日本語以外で話したいことを伝えれば、提携する通訳会社を通し、該当言語の通訳人を介した通話が可能となっています。
2020年の報道によると、福岡県警察では英語、韓国語、中国語、タガログ語、ベトナム語など17、18言語に対応しているそうです。
また、福岡市消防局のウェブサイトによると、119番も同様に数か国語に対応しているとあります。

ウェブサイトの情報などを基にした想定ですが、110番や119番をする際は、話したい言語の日本語名をあらかじめ覚えていた方が良いと思われます。
最初の応対者は、日本人であるため、ベトナム語であれば「べとなむご(ではなしたい)」など、一言でも良いので、言えるようにした方が良いからです。

外国人の同僚や友人などがいらっしゃる方は、ぜひ緊急通報について教養や教示をしてください。